在庫管理 適正な在庫を知る

ここでは平均在庫高をもとに商品回転率や在庫日数を計算し適正在庫を知る方法について解説しています。

まずは平均在庫高を把握すること

商品ロスを減らすために在庫を低く抑えるのはよいですが、低すぎると欠品して機会損失になる可能性も出てきます。

そこで適正在庫という考え方が必要になるのですが、販売数は毎日変動し一定ではないためこれが正解というのは存在しません。

しかし指標として平均在庫高を求め、商品回転率や在庫日数などの数字で在庫を管理すればある程度の適正在庫がわかるようになります。

平均在庫高はその名の通り在庫高の平均値のことで棚卸した際の数値から求めることになります。

毎日棚卸作業をしている店舗はほとんどないと思われますが、毎週末または毎月末の在庫高の1年分を合計して平均値を計算することでわかります。

(期首在庫高+期末在庫高)÷2という算出方法もありますが、途中の変動の幅が反映されないので正確性という点では実態とは違った数字である可能性が高くなります。

商品回転率と在庫日数から適正在庫を判断

平均在庫高がわかったら商品回転率を計算してみましょう。商品回転率とは1年間で平均在庫が販売される回数を示すもので以下の計算式から算出されます。

商品回転率(回)=年間売上高÷平均在庫高

もう一つ、適正在庫を知る上で指標になるのが在庫日数です。在庫している商品が何日分の売上高に相当するかを意味するもので、以下の計算式から算出されます。

在庫日数=平均在庫高÷1日当たりの売上高

これによりそのまま仕入れをしなければ何日後に在庫分が売り切れるかがわかります。1日当たりの売上高は年間売上高を365日で割れば求められます。

仮に年間の売上高が1,000万円で平均在庫高が100万円だとすると商品回転率は1,000万円÷100万円で10回転。在庫日数は100万円÷(1,000万円÷365日)=36.5日になります。

年間売上高が同じ1,000万円で平均在庫高が80万円だとすると商品回転率は12.5回転。在庫日数は29.2日になります。

両者を比較すると平均在庫高80万円の方が商品回転率が良く、1,000万円を売り上げるための資金(元手)が少なくて済むので効率がよいことがわかります。

また在庫日数が平均在庫高100万円の時より短くなっているため商品ロス発生のリスクが小さいと言えます。

このように商品回転率と在庫日数のバランスを考えながら店舗の適正在庫を見極めることが大切です。


このページは以下の書籍を参考にして書かれています。
書籍では具体例も豊富ですので是非あわせてご参考にしてください。
【売り上げを伸ばす・利益を出す やさしくわかる「お店の数字」著者:山田公一 日本実業出版社】


あなたのお店に必要な機能からチェック!店舗管理システム完全比較
あなたのお店に必要な機能からチェック!店舗管理システム完全比較